GAME SOMMELIER

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ゲームについて語るときに私の語ること

レオナルド・ダ・ヴィンチが生きた頃、イタリアは華々しき芸術の時代、ルネサンスを迎えていた。ルネサンス以前、芸術とは詩と音楽のみを指したが、文化の開花は絵画や彫刻もその価値を認めるようになり、モナ・リザやダヴィデ像といった数々の傑作を生み出していく。それまでガラス細工や製靴といった職人技の域を出なかったものが、信仰や歴史を表現する高邁な営みに昇華したのだ。

いま、ゲームにおいてもルネサンスのような勢いのある変化が起きている。プレイ人口は増え、ハードはハイスペック化し、開発のハードルは下がってる。こうした環境においては、実に多種多様な作品が生まれる。ゲーム文化の成熟によって、ゲームは銃や剣で敵を倒すだけのものから脱皮しつつあるのだ。

むろんゲームが芸術とは思わない。しかし少なくとも真摯な批評に耐えうることは確かだ。ところがNaughty Dogのニール・ドラックマンの「ゲームやゲームの物語に対する批評も洗練されていくことを望んでいる」という発言[*]の通り、ゲームの批評というものはまだ育っていない。
先日のことだが、Newsweek誌のGTA5の記事にはひどくがっかりした。政治的なトピックには素晴らしい論考と視座を与えてくれるのだが、畑違いのゲームのレビューは的外れなことばかり。レビューは銃で撃つのが爽快だとか、全能感を得られると言った内容なのだが、ゲーマーならば本質がまったく理解されていないことはすぐ分かるだろう。そもそもGTA5は一人称視点じゃないしね!

そういうわけで、私が書くとしたら映画、音楽から、歴史、文学に至るまで、さまざまな要素をミックスした批評にしたい。あらゆるジャンルを横断的に扱ってその価値を確認し、作品への返答になればと思う。

かつて写真家エドワード・スタイケンは「ルーブルで見るから芸術なんだ。ヴォーグをルーブルにしよう」と宣言し、ファッション誌ヴォーグを世界的な雑誌に育て上げた。彼の写真はまるで芸術のように美しく、単なるファッション・スナップではなく一つの作品のようだった。額はしばしば収まるものの価値を高めるのだ。それと同じように、私もゲームにふさわしい額の役割を果たしたい。ゲームノソムリエをルーヴルにしたいのだ。
2013.11.10 | Comment(2)

Comment

お待ちしておりました!

ブログ再開&復活、お待ちしておりました!
ゲームの批評、最近記事の書き方で悩んでいたのでマジx2と読んでしまいました(笑)
文字(文章)でゲームの善し悪し、又は体験した事を表現する難しさ、
趣味の一環とは言え(最近では趣味の範疇こえてますけど…w)難しいですよね~
特に本物(dot shiさん)の様な類を見ないゲーム批評を拝見してしまうと…
時間が掛かっても「納得いく完璧な☆批評」を書きたいと最近スゴク思いますね
これからもdot shiさんの独自の視点を交えたゲーム批評楽しみしてます。

このゲーム批評談義、ぜひぜひCoopの時にお話しましょう

2013/11/11/ 20:00 from NAKARx4G  URL

>NAKARx4Gさん

コメントありがとうございます!

なんとかブログ再開に漕ぎ着けることができました!
レイアウトがなかなか定まらずずるずると延期してしまい、
当初の予想よりだいぶ遅れてしまいましたが、無事再開できてひとまず安堵です。
あ、なにかブログ上の不具合、不便なところがあれば報告して下さいね!

そうなんです、自分の感じたこと/考えたことなのに、
文に起こそうとすると何故こんなに難しいんでしょうかね(笑)
的確な表現が見つからなかったり、そもそも自分がどう感じているのかが分からなくなってしまったり・・。
実に奥深いものなので、趣味とはいえ全力で突き詰めていきたいですな。

本物だなんて恐縮ですー。謙遜というわけではなく私なんてまだまだです。
ただゲームに対する新しい切り口になればなーとは思ってます。
次のCo-opのとき、ゲーム談議、それからゲーム批評談義しましょう!楽しみにしています!

2013/11/13/ 23:52 from dot  URL Edit

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